就職、投資話、合同事業など、世の中、様々な話が飛び交います。
世の中に、たくさんある会社が、それぞれ、経済活動をしているのだから当然ですね。
日頃から、お付き合いのある会社であれば、安心だし、判断材料もありますが、
いつも、そういう訳にはいきません。
そんな時、まず何を調べればいいと思いますか?
会社情報、会社概要
最近は、どんな会社も自社のホームページを持っています。
そのホームページを見ていきますと、会社概要とか会社情報と書かれたページをよく見ます。
内容は、会社の本店所在地、支店所在地、役員の氏名等です。
会社によっては、会社の略歴、理念、組織の説明が載っています。
その会社を知るうえで、とっても役に立ちます。
最近では、情報を積極的に開示して、社会にアピールしています。情報の発信が不可欠だからです。
ほんとのところの情報は?
しかし、ホームページ上の情報は、その会社が自由に作っているものです。
では、正確にその会社の情報を知るには、どうしたらいいでしょか。
登記事項証明書
会社には、株式会社、合同会社等、いろいろな形態がありますが、
会社として存在する限り、ちゃんと登記されており、
商業登記簿には、
会社の本店所在地、
商号、
目的、
資本金の額、
発行株式数、
役員の氏名(代表者は住所氏名)
設立年月日が載っています。
会社は、登記義務がありますので、
登記所で登記事項証明書を取得すると、これらの基本事項を調べることができます。
銀行で融資を受ける時も、必ず登記事項証明書は、提出します。
会社調べの基本は、まずは登記事項証明書の確認です。
決算公告
株式会社の場合は、
決算公告をする必要があり、
貸借対照表(大会社は損益計算書も)を
官報等に公告する必要があります。
なので、決算書類を見れば、その会社の大まかな財産状況を見ることができます。
決算公告をさぼっている株式会社も、世の中には多くありますが、問題外ですね。
公告はいつ、何に掲載されるかということですが、
登記事項証明書に公告をどの媒体に載せるかが、記載されています。
官報に掲載するケースが多いと思います。
なので、決算期から2か月後くらいに株主総会があって、
決算公告をしますから、
決算期から2、3か月の官報等のその会社の公告媒体を調べるといいでしょう。
決算期は、登記事項証明書を見てもわかりませんが、
役員が重任している記載があると、
その頃に定時株主総会が開かれているので、その時期を探すといいでしょう。
重任しているということは、定時株主総会が開かれて、役員に再選されているということで、定時株主総会は決算期実の2日月ほど後に開かれます。